1992年9月26日 / 最終更新日時 : 2020年8月20日 M 神奈川新聞随筆欄 「鏡の中に映る自分」※全34回 平成4年1月~平成5年6月 第20回『作曲家の直接の解釈継承 書き違いだった楽譜の指定』 小林武史 歴史という言葉は不思議である。何年前からのことを歴史というのだろうか。クルト・ベスという指揮者がいた。昔、N響の常任指揮者をしていた時期があり、私がオーストリアのリンツ市ブルックナー交響楽団のコンサートマスターをしていた […]
1992年9月12日 / 最終更新日時 : 2020年8月19日 M 神奈川新聞随筆欄 「鏡の中に映る自分」※全34回 平成4年1月~平成5年6月 第19回『大きな体のいたずらっ子 ベルクマンとの出会い』 小林武史 トーマス・ベルクマンとの出会いは、1989年の6月であった。彼はゲラルド・ホフヌンクの未亡人、アネッタと一緒に生活していて、ホフヌンクの著作権を持っており、世界中演奏旅行をして歩いていた。ホフヌンクは、音楽家の漫画を描い […]
1992年9月10日 / 最終更新日時 : 2020年8月19日 M 神奈川新聞随筆欄 「鏡の中に映る自分」※全34回 平成4年1月~平成5年6月 第18回『生活困難でも音楽を 見せつけられた文化の違い』 小林武史 1989年に、やっと念願だったプラハの春音楽祭に出演できた。社会主義国として最後の年になった。それでも以前の暗いイメージからは少しずつ脱皮していたようには思うのだが、1990年にまたプラハに行ったとき、あまりの変わりよう […]