1993年1月28日 / 最終更新日時 : 2020年8月20日 M 神奈川新聞随筆欄 「鏡の中に映る自分」※全34回 平成4年1月~平成5年6月 第28回『ヴァイオリンの名弓とは 音色、粘り、弾力に差』小林武史 先日CDを作るために、宮城県の中新田町にあるバッハ・ホールを借りて録音をした。楽器の調子が悪く大変苦労した。ヴァイオリンという楽器は、どんなに良い楽器であっても、弦をこする方の弓が、それに比例したものでないと良い音が出な […]
1993年1月14日 / 最終更新日時 : 2020年8月20日 M 神奈川新聞随筆欄 「鏡の中に映る自分」※全34回 平成4年1月~平成5年6月 第27回『最も苦手な公開録音 ベートーヴェンの苦い思い出』 小林武史 公開録音というものがあり、これは私の最も苦手とする演奏会である。同時に演奏会が録音されて、ラジオに流されるのである。人間は、視覚を伴って音を聴くのと、耳だけで聴くのとでは大きな違いがあり、また演奏家も、お客さんの前で弾き […]
1993年1月7日 / 最終更新日時 : 2020年8月20日 M 神奈川新聞随筆欄 「鏡の中に映る自分」※全34回 平成4年1月~平成5年6月 第26回『長年の愛用のヴァイオリンが入院 その後の訓製がまた大変』 小林武史 11月にCDを作る予定があって、楽器の調製をするために、楽器屋に行き検査してもらった。1700年代の物なので、あちこちいたんでいるところもあり、結局、半年近くも入院させることになってしまった。11月に入り、修理を急がせて […]