1992年4月30日 / 最終更新日時 : 2020年8月19日 M 神奈川新聞随筆欄 「鏡の中に映る自分」※全34回 平成4年1月~平成5年6月 第7回『たっぷりお説教を食らう チェコ滞在中 同席した美女が通告』小林武史 コツコツ、コツコツと響く靴の音。エコーが影を生んで、その影も薄暗い明かりに消されがちで、古い中世の住居の谷間に独りだけの姿が霧のように去っていく。キザな書き方だが、30年前にヨーロッパに行った人、特に共産圏に行かれた人は […]
1992年4月11日 / 最終更新日時 : 2020年8月19日 M 神奈川新聞随筆欄 「鏡の中に映る自分」※全34回 平成4年1月~平成5年6月 第6回『音楽も国威向上のためか エリート教育の中国、北朝鮮』小林武史 中国のことを中共といって、国交前にはいろいろと憶測で判断していた時期があった。クラシック音楽は禁止されていて、モーツァルトを弾いたピアニストが、指を切断された、という話(うわさ)を聞いたことがあった。日中国交回復十周年記 […]